有名俳優が「役を降りたい」と言った映画9選

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俳優がやめかけた映画
もったいない! と思うのはその苦労を知らないからか……。

俳優にとって映画の役を得ることは喜ばしいことですが、映画作りは私たちの想像を超える努力と涙と汗と、時に本当に血の流れる作業の連続。時には俳優がせっかく手に入れた役を「もうやめてやる!」とすら考えることもあるようです。

そこで今回はlooperがまとめた、有名俳優が役を降りることを考えた映画をお届けします。

ミシェル・ロドリゲス/「ワイルド・スピード」


ミシェル・ロドリゲスは「ワイルド・スピード」シリーズに欠かせない女優ですが、オリジナルの「ワイルド・スピード」の撮影中に役を降りようとしたそうです。

というのもロドリゲスは、レティという人物が最愛の男であるドミニクを裏切り、潜入捜査官のブライアンになびくという展開に納得ができなかったとのこと。

彼女が思い描いていたレティ像からは想像できない行動だったため、そんな演技をしなくてはならないのなら降りると掛け合ったそうです。

ローレン・コーハン/「ウォーキング・デッド」


「ウォーキング・デッド」のマギー役で人気のローレン・コーハンは、シーズン3の第4話で産気づいてしまったカールに頼まれ、帝王切開を行います。

この台本を読んだコーハンは、あまりにも強烈すぎるシーンのため、今後のキャリアにも影響するのではないかと懸念し、共演のスティーヴン・ユァンに相談したそうです。

しかし、「ウォーキング・デッド」は人々の極限状態を描いた作品なのだからと考え、演じ続けることにしたのだとか。

ジム・キャリー/「グリンチ」


本作でジム・キャリーは、長時間の準備が必要な手の込んだメイクをしていますが、中でもコンタクトレンズはひどい痛みを与えたため、非常に苦労したそうです。

激痛が走るため演技どころの話ではなく、軍の拷問アドバイザーに助言を求めたほどだったとか。

そのおかげもあってか、どうにか演技をするまで耐えられるようになりましたが、それでも全てのシーンを撮影できるほどではなく、最終的にポストプロダクションで手を加えなくてはならなかったそうです。

イアン・マッケラン/「ホビット 思いがけない冒険」


イアン・マッケラン以外のガンダルフは考えられない「ロード・オブ・ザ・リング」と「ホビット」シリーズですが、彼は他の俳優らと絡むことなく、ひたすらグリーンスクリーンを相手に演技し続けることに耐えられず、ピーター・ジャクソン監督は危うく他の俳優を起用しなくてはならない事態に陥るところだったそうです。

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ジェシカ・アルバ/「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」


酷評されている「ファンタスティック・フォー」シリーズには、ビッグスターですら役を降りたいと思わせるマイナスパワーがあったようです。

インヴィジブル・ウーマンを演じたジェシカ・アルバは「ファンタスティック・フォー」のティム・ストーリー監督から、泣きのシーンでなるべく表情を変化させず、美しさを維持してほしいといった注文を受け、演技に対する熱意を損なったとのこと。

そして2007年の「銀河の危機」の後、自分は映画産業に興味がないことを悟ったのだとか……。

ブラッド・ピット/「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」


トム・クルーズとブラット・ピットの絶妙なセクシーコンビが人気の「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」ですが、ピットは撮影の間ずっと惨めな思いでいたため、映画公開から数年後、プロデューサーのデヴィッド・ゲフィンに契約の買い取りを申し出たそうです。

しかし、その金額が50億ドルだと知り、考え直したとのこと。

ラッセル・クロウ/「ロビン・フッド」


本作はもともと「ノッティンガム」というタイトルで、内容は英国の伝説的なならず者がヴィランとして書かれた脚本になっていました。それを読んだラッセル・クロウは、失望と怒りのあまりに役を断ろうと思ったそうです。

幸い、タイトルは「ロビン・フッド」に変更され、ストーリーも大きく書き換えられたため、残って演じることを決意したとのこと。

エマ・ワトソン/「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」


ハーマイオニー役でおなじみのエマ・ワトソンですが、スタジオ側の過密スケジュールに嫌気がさし、5作目にあたる「不死鳥の騎士団」で役を降りるだけでなく、女優を引退することまで考えていたそうです。

アル・パチーノ/「ゴッドファーザー」


「ゴッドファーザー」で助演男優賞を受賞したアル・パチーノですが、スタジオの幹部は彼をクビにしたがっていたというから驚きます。

というのもキャスティング当時、スタジオはロバート・レッドフォードをマイケル役に押していたのですが、フランシス・フォード・コッポラ監督は当時無名のアル・パチーノを猛プッシュしました。

どうにか配役に成功したものの、撮影開始時のスタジオ側からの風当たりは相当強いものがあり、コッポラ監督がかばい続けてくれていなければ現場を離れようとパチーノは考えていたそうです。

出典:GIZMODO