発達障害、ADHD(注意欠陥・多動性障害)とADD(注意欠陥障害)の違いって何?

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注意欠陥・多動性障害(ADHD)と注意欠陥障害(ADD)の違いについては、専門家ですらしばしば疑問を抱く。これらについて調べてみても片方しか記載していなかったり、混同されていたりすることを考えれば、こうした疑問も仕方のないことだろう。これらの発達障害の研究が進んでいるアメリカの健康系サイトが、そんな疑問に答えるために、ADHDとADDの違いについての説明がなされていた。

まずはその歴史からひも解いてみていくことにしよう。

注意欠陥障害の歴史

1980年代に精神病の近代的な診断体系が採用される以前、注意散漫でじっとしていられない子供たちの症状は “小児期の多動性障害(Hyperkinetic Disorder of Childhood)”と呼ばれていた。しかし1980年に出版された『精神障害の診断と統計マニュアル第3版(DSM-III)』によって、”注意欠陥・多動性障害(ADHD)”と”多動性を伴わない注意欠陥障害(ADD)”が正式な診断名とされた。

その7年後に出版された改訂版のDSM-III-Rでは、”多動性を伴わない”を診断名から外してしまったようである。その理由は明らかではない。依然として注意欠陥障害という診断を下すことは可能であったが、正式な名称は”未分化の注意欠陥障害(Undifferentiated attention deficit disorder)”とされたようだ。しかし、これは当時の単純なADHDほど評判が良くなかった(1987年当時、ADHDに”タイプ”は存在していなかった。なお医師が患者に対して便宜上主な症状としてタイプを伝えることはあった)。

1994年のDSM-IVはADHDの診断を拡張し、主な症状のタイプを追加している。これによって診断名は”注意優勢型”、”多動衝動性優勢型”、”混合型”に区別されることになった。ADHDの診断基準を満たさないものは”特定不能”に分類される。

DSM-5はこうした流れを踏襲しており、ADHDはそれまでと同様の3つのタイプに区別される。なおDSM-5によれば、ADHDは子供の5%、成人の3%に見られるそうだ。

結局ADHDとADDとの違いは何か?

その違いは単純に好みの問題だ。場合によっては、専門的な区分用語を使わないで注意欠陥の側面を正確に表す古い診断名が好まれることがある。また短い”注意欠陥障害(attention deficit disorder)”の方が書く上でも話す上でも楽だ。そのために正式な長ったらしい”注意欠陥・多動性障害(attention deficit/hyperactivity disorder)”の短縮形として使用されることがある。

アメリカでは注意欠陥障害は数十年も通常に使用されていなかったため、現在2つの診断名が混同されて使用されている。文章を書く際には、最初の1、2回は正式な診断名を記載し、あとは”ADHD”という短縮形を使用するのが一般的だろう。だが、中には昔からの習慣からより短い用語(attention deficit disorder)を使用する人もいるのだ。

しかし専門的に”注意欠陥障害(ADD)”はもはや存在しない。これに関する診断は全て”注意欠陥・多動性障害(ADHD)”であり、ここにタイプが付与される。

※尚、精神障害の診断と統計マニュアルは第5版よりローマ数字からアラビア数字に変わっているため、本文ではDSM-IIIとDSM-5と記している。

via:psychcentral・translated hiroching / edited by parumo

日本はどうなっているのかちょっとよくわからないが、アメリカの場合だと現在、ADDはADHDに含まれているため、ADD(attention deficit disorder)という診断名は存在しないのだが、医師の好みや習慣により、時にADDだったりattention deficit disorderになったり、ADHDになったりするってことだ。

ということで

ミスが多い、あきっぽく長続きしない、物を無くしやすい、金銭管理が出来ない、不器用、衝動的にひらめきを口にする、計画・準備が苦手、気分にむらがある、気ぜわしい、喜怒哀楽が激しい、マニュアルに従うのが苦手、対人関係に一喜一憂しやすい、しゃべりすぎる、物事を先送りにする、思いつきで行動する、誤字脱字が多い、順番を待つことが苦手、やりたくないことは先送り、好きなことをやってると他が目に入らない、整理整頓が苦手。だが創造力や直感力はある、頭の中はアイディアの宝庫

などの特徴が、「ときどき」ではなく「常に」「いつも」「毎回」「子供のころから」あり、その度合いが多すぎる人はたとえ多動性がほとんどなくてもADHD(注意欠陥・多動性障害)という診断名称となるわけだね。

ADHDは心の病気や脳の欠陥ではなく先天的な障害と言われている。ほとんどが遺伝で、ある種の神経伝達物質(神経細胞から別の神経細胞へ情報を伝達する脳の化学物質)が不足しているのではないかとも言われている。

「不要な情報を無意識に排除する」機能がないために物事に集中するのが難しく、その為疲れやすく、混乱しやすいという特徴もあるそうだ。って他人事のように書いているが自分もそうなので、まずは自分の特性をよく理解するし、人様に迷惑をかけないように心掛けながら、この対処法を参照にし、楽しいADHDライフを送ろうじゃないか。そんな仲間たちの為に、これからもADHD関連の情報は集めていくことにするよ。

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